『色彩を持ちあぐねている君と、
彼、或いは彼女の逡巡の都市、、、を見つける
そんな時に座るイス』
というもの。
学生は協働作業と並行して、この課題に1年間取り組む訳である。今年度は学生それぞれのデザインにもヴァラエティがあり、渡邉さんとの講評もドライブ感が出ていい雰囲気だった。椅子という家具はある意味建築とプロダクトの中間に位置するようなものだと思うので、デザインの思考も両サイドからの展開が絡んでくる、のではないかなぁと思っている。そんな中で大切なのはシンプリシティということと、プレイフルということなのではないかと改めて感じた。それはコンセプト、デザイン(造形含む)、仕上げ、それぞれに共通することで、それらがいい感じでリンクが貼れていると、いい椅子なのではないかと思う。そして確かにこれらは建築デザインにもつながる。
講評会も終わり、吉祥寺に渡邉さんと繰り出し、そこに盟友、建築家の佐野修さんも加わり、3人でワイワイと諸々喋り倒す。この3人が揃うと、だいたい仕事の話はしないので、とても楽しい。あっという間に時間が流れ、気付いたら0時になってしまいました。お2人とも遅くまでありがとうございました。さて、明日は卒業設計の最終審査会。講評会連投である。(TM)