2012/09/02

休みも明けていろいろ明けて


  長らくブログを書いていないうちに、あっと言う間に盆休みも(ついでに8月も)終わってしまった。そのあっという間のあいだに、オリンピックもすっかり終わり(まあ、我が家にはテレビがないので、あんまし関係ないんですが)、高校野球も終わり、我がバッファローズは最下位をひた走りに走っている。時があまりに早く流れるのを半ば朦朧と見送っているような感じだが、パートナーのRMがブログをポツポツと更新してくれていたのが、何よりという感じ。

  そんな中、大学のオープンキャンパスに出陣。模擬授業をおこない受験生の個別相談を受ける。オープンキャンパスはとても気持ちがいい。何よりも模擬授業。これは最高だ。普段の授業から考えられないくらい教室は静寂に満ち溢れていて、全ての人は真剣な眼差しで授業に臨んでいるし、誰も携帯で戯れたりしないし、寝たりしないし、ましてや意味もなく教室を徘徊する人もいない。まあ、当たり前のことなんですけどね。でも半年後(入学した後ですね)にもこの感じをホールドしていて欲しいなぁ、と切に願うばかりである。
  さて、今年は個別相談を受けていてものすごく気になったことが一つ。大勢の高校生の話を聞くわけだが、みんなが異口同音に言うことが二つ。それは、何だと思いますか?
  なんと、①資格はどうですか?(建築関係にはどんな資格があり、それくらいの確率で取得できますか?、というもの)、ということと、②就職はどうですか?(就職率はどうですか?建築業界の就職状況はどうですか?、というもの)という二つ。
  はた、と考えてしまう。「高校生が一番知りたいことは、資格と就職なのか?」、と。もちろん質問にはきちんとお答えする訳だが、あまりにみんながみんな同なじことばかり聞いてくると、若干「なんでやねん?!」状態に陥ってしまう。大学の良さが資格と就職率で計れるんだろうか?と猛烈に思ってしまう。そんな訳ないですよね。本当に。
  資格は所詮はそれがないと業務ができないという基本要件に過ぎない訳でそれが最終目標ではない訳だし、就職も特に建築の設計やデザインだと、いろいろな方向性が考えられる訳だから、何か正解がある訳では絶対にない。のである。そのあたりも高校生には感じてもらいたくて、お話をする。
  アドバイスとしては、少し短絡的だけど、魅力的な人になりましょう、ということをお話する。結果や正解をまず設定する訳ではなく、まずは自分が好きなことに対して一生懸命邁進していくという、熱いハート(おお。。)が重要なんだよね、と。そうすればスキル(→資格)や行くべき道(→就職?)は自ずとついてくるんですよね。まあ、全てがうまく進むわけではもちろんない訳だが、若いんだから、視野を広げてドンドン前に進んでもらいたいのです。うん。そんなことを話してみる。
  それにしても、相対的にみて女性の方が元気があるような感じがした。がんばれ、男子よ!とエールを送りたい。

  話がここでまったく変わってしまうが、女性強し系に絡めて少し余談を。盆休みを前にまたまたCDを購入。普段はあんまし女性アーティストを聴かないのだが、なぜか今回は女性を比較的多く購入。ノラ・ジョーンズ、ボニ―・レイト、カサンドラ・ウィルソンの新しいのを立て続けに聴く。いや、どれもいいなぁ、というのが率直な感想。ノラ・ジョーンズは失礼ながら舐めてたけど、かなりよかった。さすがにプロデューサーにデンジャー・マウスを持ってきただけあって、渋い楽曲構成。順番はなかなか付けづらいけど、①ボニ―・レイト、②ノラ・ジョーンズ、③カサンドラ・ウィルソンの順かな。同時期に購入した、ジョン・メイヤーの新譜も健闘しているが、この女性陣に圧倒された感がある。。。と思ってたらボビー・ウーマックの新譜が出ていたことに気づき購入。これは、なかなか面白くて微妙な(いい意味で)作品だ。プロデューサーにはなんとデーモン・アルバーンが参加のよう。1回聴いただけでは感覚を表現するのはむずかしい。不思議な感じのするアルバムだな。最後はやはりウーマック御大に〆ていただいた、ということで盆休みも終わり夏の終盤に突入するのであります。いやはや。