関西方面に赴くことがあり、甲子園方面へ。ちょっと足を延ばして、海に近い浜甲団地に赴く。
祖父母が暮らしていた地であり、母が結婚するまでずっと暮らしていた場になる。幼少期は、団地の中の公園で、従妹たちとよく遊んだ記憶が甦る。正月は、甲子園の家に親戚が集まるのが慣習だったので、まあまあ大きくなるまで少なくとも年に一度、訪れていた。祖父母がなくなってからは行く機会がなくなってしまったが、今回訪れて、大きく様変わりしていく様子が見て取れた。
団地は順次解体されて、新しいマンションに開発されている。祖父母の住んでいた棟は既に解体されていたが、隣の棟はまだ残っていて、当時の様子が窺える場が少しだけ残っていた。ギリギリ間に合った、という感じか。既に一帯は工事の仮囲いに囲まれていて、もうすぐ全て取り壊されるようだ。でも、新しく開発されているマンション群が、それほど良いとは思えない、、、というのは勝手な想いなのかもしれないけど。
団地を通り過ぎて、海辺の海岸まで歩いてみる。この辺りも変わってしまったよう(大きなプールがあったはずだが、既にない)だが、海の様子は昔のままだ。団地の残像を思い起こしながら、ノスタルジーに浸る。まあ、そんな時間が少しあってもいいよね。(TM)