2025/02/28

長崎大村を巡る

長崎の大村に赴く。

設計事務所のINTERMEDEIAさんにお会いする機会を得て、お忙しい中、同社が設計に携わられた、「ミライ0n図書館」と「D&I大黒屋新社屋」をご案内いただく。非常に丁寧に設計された作品だと、実建築をみながら実感する。

大村は長崎の市街地からも少し距離があるので、また違う文と化が根ざしていることを体感する。環境が素晴らしい場所に、良質な建築が建つ意味を、再認識させてもらえる。

余談ではあるが、INTERMEDEIAさんに武蔵野大学の卒業生のナンリさんが勤務していて、久しぶりに会うことができた。「なんか、長崎にいるのか、どうなのか?分からなくなるよね(笑)。」と不思議な感覚になった。

良い建築に出会えれば、元気になる!

そうです、元気にいきましょう。(TM

2025/02/27

天神の景

 福岡に赴く。

 福岡在住の佐藤総合時代の同期(今はお互いかつての前職を離れている)であるイソちゃんに会うことができた。3年振りくらいになるかな。

 折角、ということで福岡の天神にある、「河庄」(設計:吉村順三)が今月いっぱいで解体
(再開発)されて閉業されるということなので、最後の勇姿をこの目におさめよう、ということで赴く。

 老朽化した建築がなくなっていくのは避けられない事ではあるが、やはり一つの時代が終わっていくのは、そこはかとない寂しさを感じさせる。

 食事をした後、2階の座敷部をお店の方に拝見させていただきながら、今までのお店の歴史等の話を聞く。それぞれの建築に文化がある、合掌。(TM

2025/02/26

北九州市美術館

 西日本方面に来たので、北九州市立美術館(設計:磯崎新)に赴く。やっと、観ることができた!、というのが実感。

 これまで、福岡方面に来るたびに幾度となく観に行こうとしたのが、いつも美術館の展示替えのタイミングとバッティングしてしまい、今回ついに初訪問となった。丁度、磯崎新の展示をしており、初期の磯崎作品の世界観にどっぷりと浸ることができた。

 建築自体は、初期磯崎建築の傑作の最右翼と言っていいだろう。非常に骨太に丁寧につくられている。個人的には、これと双璧なのが、群馬県近美なのだが、年表をみていて、北九州市美と群馬近美が同じ年に竣工(!)(1974年)という事実に改めて気づき(すみません、有名な事実かもですが、今更気づいた次第。。。)、静かに戦慄する。「すげーな。当時の事務所は(多忙の極みで)戦場状態だっただろうなぁ。」と勝手に妄想。

 群馬はズラシていく設計者の意思が感じられるが、北九州は、ある意味正当に(例えば、基本的には構成はシンメトリーだし)ドンと構えて、モダニズムの総決算を表現している、ように感じる。街の中心から、かなり離れているので、その環境が、孤高感を増大させている。いや、いい建築を体感すると元気がでる。(TM



2025/02/25

卒業設計レビュー@福山

 福山大学に、卒業設計の審査会に招待され、赴く。福山大学には、大学時代の研究室の後輩である、佐藤圭一先生が在籍されているので、審査会に声掛けいただいた次第である。

 卒業設計も大学によって趣きが異なり、今となっては、「せんだい日本一」等の全国共通のイベントが存在する訳だが、ある意味地域性というものは、そこまで画一的なものにはなっていないことを実感。

 今回みせていただいた学生の案には、瀬戸内の島々や海をテーマにした作品が多く、新鮮な視点でみることができた。後は講評の場でも話させていただいたが、非常に現実的な提案が多かったので、「もっと視点をずらせていっても、大丈夫ですよ!そいういう発想の展開も、実際の設計でも大切なので!!」というようなコメントをさせていただく。

 終わった後、学生も交えての懇親会もあり、このあたり同じ研究室出身の同じような空気感を感じられた。佐藤先生、ありがとうございました。

 今日発表した学生さんたちの今後の活躍を期待しています。(TM

2025/02/24

B.B.会改め、怠け者たちの会

 年度末の様々な所用や行事で、完全にやられている。例年ながら、体力も限界。。。と、いう訳で、ブログがまた滞った次第。すんません。もやは、ただの言い訳です。。。

 少し落ち着きを取り戻してきたので、溜まりに溜まったトピックをランダムにUPします。しばらく、毎日ドロップする所存です。。。(できるか?不安ではありますが。。。)

 所用で関西に赴き、久しぶりに大学時代の同級生と邂逅。僕らが在籍していた時代の京大は、最初の1・2回生の教養課程は、工学部のいろいろな学科の学生でクラスに振り分けられていた。ので、建築の人だけでなく、様々な専門分野の友人ができる仕組みになっていた(そう考えるといい時代だったなぁ。)。ある意味、同じ時代を闘い抜いた(そんな大した話ではなく、例えばテスト対策とか、、、、という感じで)間柄なので、今現在も仲がいい。

 今回は、ぴぴ田、ぴぴ山、きのぴた、ザクとひと時を過ごす。会うなり、一気に時間が30数年くらい遡ることができ、学生時代のように杯を交わす。みんな、科学者、クリエイター、トレーダー、医者の世界で活躍していているが、会うと学生時代に引き戻されて、アホな話で華が咲く。

 この会、我々は「B.B.会」と名付けているが、これは映画『ブルース・ブラザース』を踊りまくりながら皆で観る、という事を、学生時代ずっとやってきたという事に由来するのだが、近年は『ブルース・ブラザース』を観ることもなく怠けているだけなので、勝手に「怠け者たちの会」と位置づけている。

 この年になってくると、一体、後、何回会えるのだろうか?的な話にもなり、お互いの健闘を称え合う。そして、「次回こそ、『ブルース・ブラザース』を観よう!」と誓い合いながら帰路に就くのである。おそらく、次回も『ブルース・ブラザース』への道は遠いだろう。そこが、「怠け者たち」の為せる業、なのである。(TM