2019/02/02

卒業設計審査会2018(年度)

年明けからのバタバタさ加減が半端なく、しかもインフルエンザの罠にかかってしまったため、ブログがまったく更新できない。ので、いくつかを続けざまにUPする次第です。すみませんです、はい。
 さて、武蔵野大学の卒業設計の公開審査会。
 昨秋の学内審査及び4日前の敗者復活審査(インフルで自身は欠席)を経て、今年度は11名の学生が最終審査で発表をおこなう。個人的には決め手(の作品)がない、という感想だが、発表&審査でいろいろと考えも変わってくるのでその点は興味深い。
 1300にスタートし学生の発表に続き、公開審査会に突入。今年も審査員の先生方、12名という大所帯で開催(しかも、公開で!)するので、これがなかなか審査会の運営上の難易度を上げている。
 最初に投票をおこない議論に入る。11作品のうち得票が多い2作品があり、後はほぼ同列、という結果に。このあたりは、ある意味決定打がない今年度の作品群の様子がよく分かる。2度の追加中間投票をおこない4作品まで絞り込む。ここまでがかなり時間がかかってしまい、ここからは各審査員が推す作品への講評という流れになる。と、文章で書くと平坦な感じになるが、全体で6時間超えの審査会になる。結局、今年も同じような流れになり、作品の順位までを合議で決定することができずに最終の決選投票へ舵を切る。得票が多かった2作品の勝負になるかな、と予想したのだが、予想通りその2作品はかなり接戦で順位が決まった。1位から4位(武蔵野大学は4位までが優秀賞)はある意味、順当といえば順当な結果となった。
 水谷研からは、5名が審査会に臨み、ハルナとミナミが次点ということで涙をのんだが、アヤナが見事1位(最優秀)を獲得。レイが2位(優秀賞)、リョウタが4位(優秀賞)と頑張った。重ねてになるが本当にお疲れさまでした。審査する側もどっぷりと疲れました。   終わった後、全体の懇親会をおこない、学生も(ついでに教員も)一様に「1年が終わった感」をにじませながら、学生の作品をツマにいろいろと話をする。
 個人的な感想としては、予選から時間がかなりあったのに、作品のブラッシュアップがなかなか進まなかったなぁ、というのが残念なところ。そもそもブラッシュアップの意味が良く分かっていないようにも見受けられた。スキルの良し悪しに関わらず、もう少し自分の作品にじっくりと向き合うような時間とエネルギーを学生たちには持ってほしいと感じた。
 学生たちには、卒業設計は卒業後も自身の語り草になるので大切にして欲しい、というようなことをメッセージとして伝えて、長い一日が終わる。今年は会場が学内なので遅くまで会が続いていき、会場の閉館をも届けて帰途に就く。
さて、いよいよ年度末も佳境に突入。(TM)