新年早々の休み中に、溜まりに溜まっている、カメラの中にある撮影した写真データの整理をおこなう。かなり一苦労。いやはや。
年末のバタバタで紹介できなかったが、年の瀬ギリギリに水戸へ出向く所用があり、水戸芸術館で開催中の『霧の抵抗-中谷芙二子』展を観る。霧の芸術家として世界中に知られる作家の展覧会ということで、もちろん霧が展示の主役となる。
屋内、屋外、それぞれ霧のインスタレーション作品が展開されているのだが、やはり屋外展示作品が圧倒的に迫力があっていい。写真に撮ってしまうと(自分のコンパクトカメラの限界もあるので)、なんか小火が発生しているみたいにも見えなくないが、実際に体感するとすごい迫力だ。これは、展示にも掲示されていたが、「宇宙服に身を固めて異常空間へと飛翔しなくとも、日常の自然の中で、しかもナマ身でその気持ちを体験できたなら、その方がはるかにスマートでエコロジカルに違いない」という作家のメッセージを、そのままを感じられる。
さて、2019年も地に足をつけて邁進したい、と願っている所存でおります。 (TM)