正月休みは、のんびりしたく、ミステリー小説をたくさんかき集めて楽しんだ。思った以上には読書タイムを取れなかったが、アンソニー・ホロヴィッツの最新作『死はすぐそばに』を読む。このシリーズにハマってしまい、出版されたら即買いで楽しんでいる。テーマは毎作クリスティ的で王道なのだが、作品ごとに小説としての枠組み自体に趣向が凝らされており、そこが面白い。今作は、主人公が事件に直接関わらない(!)、というある意味禁じ手を発動なのだが、それでも読むサイドを引き込んでいくので、唸るしかない。作中で、主人公が、密室事件に際し、歴史上ののミステリー小説に言及するシーンがあり、そこで何と、島田荘司の名作『斜め屋敷の犯罪』が採り上げられていてビックリ。
という訳で、読み終わった後、『斜め屋敷の犯罪』を読む。そして、『斜め屋敷の犯罪』を読んだら、綾辻行人の『十角館の殺人』が読みたくなり、と無限ループの様相を呈してくる。。。
そうしていたら、『十角館の殺人』が正月に丁度ドラマ配信されていた。これ、映像化すると、犯人がすぐにバレてしまうので、どう表現したのかな?と思い、1話目の冒頭をTverでのぞいてみたが、ちょっとテイストが自分には合わなかったので、断念。
という感じで、何やかんやと、ミステリー小説を楽しんだ年始めでありました。元気にいきますよ。(TM)