2022/05/06

GWはミステリーで

 5月になり、GWに入った。今年も新型ウィルスの影響で、田舎に帰省することもなく東京で過ごすことに。時間がある時に、積読状態の本に手を延ばす。推理小説物が好物な訳だが、ミーハーにも巷でも流行っている、アンソニー・ホロビッツにはまっている。「ヨルガオ雑人事件」を読了。

今回も楽しんだ。前作の、「カササギ殺人事件」の続編。まさか、続編が出るとは思ってなかったので、うれしい誤算。特に前作の「カササギ殺人事件」は秀逸で、上下巻に分かれているが、上巻での伏線(というか、小説の大前提)が下巻の冒頭でひっくり返されるので、思わず下巻を読み始めた所で、「おぉっ!」と声を上げてしまう、、、のである。

今回の「ヨルガオ殺人事件」も小説内小説が展開される入れ子構造になっている点が最高な訳だが、白眉はこの小説内小説の方がヴォリュームが充実していて、もうどっちが本編なのか分からない、という所にある。

どっちが本体で、どっちがゴーストか?、というシフトチェンジはまさに小説の醍醐味である。建築にも、そんなテイストが盛り込めたら面白いのになぁ、と思いながら我がノートPCに向かう、今日この頃であります。。。はい。(TM