アーツ前橋(設計:水谷俊博建築設計事務所)で開催中の『やなぎみわ 神話機械』展へ、ゼミ生12名を引率して施設見学にうかがう。それにしても、展示のコンテンツが素晴らしくて静かな驚き。さすがに現代美術を代表するアーティストということもあり質&量とも見ごたえ充分。地下の一番大きなギャラリー(6)に展示されている、モバイル機械の演劇(?)的な展示は、本当に楽しめた。学生は若干ポカンとした雰囲気もあったが、それぞれに刺激を受けたようで、何かしら自身の卒業研究の糧にしてもらえればと思う。
前橋の後、高崎方面へ移動して、群馬県立近代美術館(設計:磯崎新)をみる。比較するのはおこがましいが、展示室の構成やヴォリュームがまったく対極的な2つの美術館を体感できるので、この流れは良い、と勝手に納得。改修したばかりの隣接した県立歴史博物館(設計:大高正人、改修:日本設計)も観る。
東京に戻り新宿で打上げ。前期も後半戦に差し掛かってきたので、学生の益々の奮起を期待するばかり。(TM)