2015/06/19

温故知新的

 突然、何故かトーキング・ヘッズのベスト盤を無性に聴きたくなる。トーキング・ヘッズはアナログLP含め有名なとこ(『Remain in Light』とか)を3枚程持っているが、何となくベスト盤で一気に聴きたくなった次第。が、我が家のCD棚を探すが見つからず。昔、誰かに貸して無くなってしまったのか。。。仕方がないのでアマゾンで検索したら日本盤は廃番になっている!何と、トーキング・ヘッズのベストももうないのか、と若干、茫然。そんな訳で、中古品を注文。2枚組の体裁が懐かしい。もうこの太い(厚い?)形式のCD盤はなくなったよね。場所はかさばるけど、何となくこの量感がいい。時代を感じる。
 時代を感じるつながりで、みかけによらず、実は僕はモノ持ちがいい方だと(本当に勝手に)思っている。大学2回生の時にティエリー・ミュグレーのシャツを手に入れて、ずっと大事に着てきていた訳だが、最近かなり汚してしまい、もうかなり着込んできたこともあったので手放すことにする。それにしても、冷静に考えると、25年も着ていたのか!と改めて気づく。何と、自分の人生の半分以上。。。
 そんな思いに耽りながら、トーキング・ヘッズの“Road To Nowhere”を聴く。名曲だ。この「Nowhere」の意味をどう捉えるかがポイントで若い頃は仲間内でアレコレと議論していた。でも、若かりし頃と曲から感じ取れるイメージが随分変わってきたなぁ、と実感。昔は何気なく“どこでもない場所”と抒情的に訳してたが、歳をとると、“人生”と感じずにはいられない。。。
 時は流れておりまする。(TM)