で、映画編。映画もあまり観る時間がないので、いい作品を厳選して観てる感じになってしまう。今年のマイ・ベスト3は以下のような感じ。
1位:『グレート・ビューティ』/バオロ・ソレンティーノ
2位:『6才の僕が大人になるまで』/リチャード・リンクレーター
3位:『グランド・ブダペスト・ホテル』/ウェス・アンダーソン
リチャード・リンクレーターは鮮烈だった。12年間をかけて撮影した手法の面白さが先行している感があるが、何気ないシーンの集積であそこまでカタルシスを出すのは素晴らしい。でも1位はグレート・ビューティに。フェリーニへのオマージュバリバリの傑作。まさに大人のイタリア映画という感じは、今時の映画にはないテイストがバンバンにある。劇中で描かれるローマの景観が素晴らしい。まさに建築的。ウェス・アンダーソンも良かった。特にエンディングが好き。あの唐突な、今までのファンタジックなストーリー展開から一転するダーク感。それもひとつのカタルシスだ。と、いう感じで来年もいい映画に巡り会いたいですね。
ということで、明日は音楽編。もう少しまともなコメントにしたいと思います。(TM)