2024/06/20

月の満ち欠け

 最近、長距離を移動することが多いので、本を読む機会が多くなった。個人的に新幹線移動中にノートPCを開いて仕事をするのが苦手なので、新幹線は読書に限る。ただ、時々、本を鞄に入れていくのを忘れることがあり、そういう時は駅の書店で買ったりしている。

 ということで、書店で手に取った、佐藤正午著『月の満ち欠け』を、この度読了。直木賞受賞作なので、今さら感は満々なのだが、やはり、「うまい!」と感嘆するしかない作品。非常に読みやすいのだが、妙なひっかかりのある世界観、ストーリー展開など、非常に面白い。確か、直木賞受賞の時も、長崎在住の作家本人は授賞式には出席せず、リモートで受賞のコメントなどに応対していた記憶があり、そういったこだわりも作風ににじみ出ている(ような気がする)。

 いい小説は、人を元気にする。そうです、元気にいきましょう。(TM)

2024/06/17

福山へ


 広島の福山方面に赴く。本通商店街を視察ということだったのだが、大学の後輩の佐藤圭一先生が福山大学で教鞭をとっているので、連絡をしたところ「会いましょう!」ということに。福山大学で非常勤講師をされている長岡先生(実は一昨年度、娘さんが水谷研の大学院を卒業している)も都合がつき、一緒にいろいろとお話をさせていただく。

 翌日、佐藤先生に近隣のエリアの案内もしていただくことに。鞆の浦のまち、洸庭のある神勝寺、ベラ・ビスタホテルのリボン・チャペル、尾道の商業施設など、今の建築が点在しているので、建築学生にとっては良い見学スポットなのだろうなぁ、と感じる。佐藤先生が研究室の活動で鞆の浦の古民家を一棟改修していて、地域に根差した活動を興味深く聞かせていただいた。

弾丸工程だったが、このエリアには明王院等の国宝建築(古建築)もあるので、またじっくりと訪問してみたい。佐藤先生、ありがとうございました。(TM)

2024/06/10

OBOG懇談会

 武蔵野大学の就職支援プログラムの一環で、卒業生にミニレクチャーをしてもらい、いろいろな建築業界のリアルな話を聞いてみよう、うという趣旨のOBOG懇談会を開催。

水谷研の3期生、13期生、15期生の、ナツミ、アヤナ、モモ、に来てもらう。

が、最初、開催教室に入ったら、何と聴講学生が、いない!?という衝撃の状況に驚愕。ちょっとしてポツポツと学生が集まり出したので、無事開催の運びとなったが、いや、ビックリした。

 3年生が課題提出前という時期ではあったが、全学年対象のプログラムなの
で、まさかゼロとは予想していなかった。“あまり周囲に興味がない&自主性だけに任せてはいけない”傾向が年々増してきている感があるが、いろいろと考えさせられる。

 一方、現在活躍中の卒業生による、それぞれの業界の話は、とても面白かった。これ聞かないの、勿体ないと思うけどね。いやはや。終わった後、ちょっと打ち上げて、いろいろと話を聞く。ますます、3人には頑張って欲しいと思うばかり。おつかれさまでした。(TM)

2024/06/01

渚とOXO

 自宅のダイニング・スペースの横の小さな棚に、その時の気分でレコードを立てかけている。今回は、ニール・ヤングの『On The Beach』とOXOのアルバム。

 ニール・ヤングといえば、「アフター・ザ・ゴー
ルドラッシュ」(か、「ハーベスト」)になる訳だが、この隠れた名盤も忘れてはいけない。非常に評価の高いアルバムだったのだが、CD化されないアルバムだったので認知度が非常に低い不思議な運命のアルバム。

 OXOはこの1枚しか出していない。ので、まさに一発屋。しかし、ダンスポップの楽曲は素晴らしい。そして、ジャケのデザインも秀逸。

さて、気持ちも新たにいきましょう。(TM)