2022/05/28

季節がめぐる

 毎年このブログで書いているような気がするが、自宅に野生で生殖している雑草たちが、花を咲かせてにぎやかだ。

 チューリップが終わったら、シランが咲き始め、今はタンポポがが満開で綿毛を飛ばしまくっている。この後、ドクダミが花を咲かせつつある。それに歩調を合わせるように、赤ダニがコンクリートの床や壁に蠢きだす。大きさ1mmにも満たない赤い点のようなもので、何故か黒く塗装されたスチール部にたくさんいる。子供たちは、キャーキャー言っているが、赤ダニにも生活があり、健康被害がある生物ではないようなので、ほったらかしている。

 そんな感じが7月に入るまで、うつろいながら続いていくのであります。季節はめぐる。(TM

2022/05/23

熊谷守一美術館

 所用があり池袋方面に赴くことがあり、近くまで来たので、豊島区立熊谷守一美術館に立ち寄る。一度、訪れてみたいと思っていたのだが、なかなかチャンスがなく(中途半端に、近くもなく遠くもないと中々足が向かない、というパターン)、やっと訪問の機を得た次第。元々、画家の熊谷守一の自邸&アトリエだった場所に、美術館として整備した施設のため、とても規模が小さいのだが、建築としての魅力が半端ない。

 美術館という機能に関する点は置いておいたとして、建築に携わる者が観ると、なかなか興奮する(に違いない、と強く感じる)建築である。空間のスケール感、建築のテクスチャー、ほぼオリジナルに制作しているディテール、等々いわゆるモダニズム建築とは一味違った場を創りだしてるところが心地いい。その中でも建築やってる人が着目するのは、建具(窓)の在り方。基本的には、スチール建具なのだが、ガラス一枚(枠無し!)が縦すべり出しで開くようになっている。トイレの窓も同じ形式だったので、開けみて静かに興奮してしまった。

 こういう建築に出会うと元気が出る。そうです、元気にいきましょう。(TM

2022/05/19

西武球場

 GWが終わり、特に何かがあった訳ではないが、慌ただしくしているうちにブログの更新が滞る。いやはや。

コロナの影響で、連休中はほとんど何もできなかったが、唯一のイベントが、子供の日の野球観戦@西武ドーム(今年から、名称はベルーナ・ドーム)。整理していたら、写真データが出てきた。ほぼ1年ぶりくらいに、生で野球観戦。子供の日ということで、球場では子供ちには源田選手仕様のグローブが配られ(いや、太っ腹!)、子供たちは満足そうだ。ゲームは、中村&山川のアベック・ホームランが飛び出し、ライオンズの圧勝。まさに、ライオンズ・デー。

その裏で、我がバファローズは連敗街道をひた走っている、勝者あれば、敗者あり。その逆も、また真なり。元気にまいりましょう。(TM

2022/05/06

GWはミステリーで

 5月になり、GWに入った。今年も新型ウィルスの影響で、田舎に帰省することもなく東京で過ごすことに。時間がある時に、積読状態の本に手を延ばす。推理小説物が好物な訳だが、ミーハーにも巷でも流行っている、アンソニー・ホロビッツにはまっている。「ヨルガオ雑人事件」を読了。

今回も楽しんだ。前作の、「カササギ殺人事件」の続編。まさか、続編が出るとは思ってなかったので、うれしい誤算。特に前作の「カササギ殺人事件」は秀逸で、上下巻に分かれているが、上巻での伏線(というか、小説の大前提)が下巻の冒頭でひっくり返されるので、思わず下巻を読み始めた所で、「おぉっ!」と声を上げてしまう、、、のである。

今回の「ヨルガオ殺人事件」も小説内小説が展開される入れ子構造になっている点が最高な訳だが、白眉はこの小説内小説の方がヴォリュームが充実していて、もうどっちが本編なのか分からない、という所にある。

どっちが本体で、どっちがゴーストか?、というシフトチェンジはまさに小説の醍醐味である。建築にも、そんなテイストが盛り込めたら面白いのになぁ、と思いながら我がノートPCに向かう、今日この頃であります。。。はい。(TM