2015年もいよいよラストです。
と、いうわけで例年勝手にやってますが、全く個人的なマイ・ベスト2015を振り返り。
で、今日は映画編。
映画はまず映画館で観るべし、という主義。若いころ(学生時代)は本当にやることがなかったので、映画館に入り浸っていましたが、さすがにもうそんなに行く時間はなくなってしまっている。そんな中で厳選して観ている、という状況である。
さて、今年のマイ・ベスト3はこんな感じ。
1位『バードマン』/アレハンドロ・イニャリトゥ
2位『恋人たち』/橋口亮輔
3位『キングスマン』/マシュー・ヴォーン
『バードマン』は日本では今年の上映。それにしても、素晴らしい傑作だった。結局これを越えるものは今年は無かったというのが正直なところ。撮影技術から、センス、それにストーリーの推進力からして、今年の中では群を抜いていた、と思う。僕、個人的には、映画が展開していく中で、「もう、ここで終わるかな?」「終わるかな?」「終わるかなー?」という感じで、脈々と続いていく感じが快感だった。
『恋人たち』は久し振りの橋口作品ということで、見応え充分にあり。こういう重いテーマの映画を最近見るのがしんどくなってきているのだが、『恋人たち』はそういった中でもある意味ユーモアのセンスが散りばめられていたところに好感が持てた。それにしても橋口作品の最新作(しかも7年ぶりの作品)が都内上映たった1館とは!日本映画界の哀しい現実だなあ。
3位はどれにしようか迷ったが、『キングスマン』に。劇中、2度ビックリする圧倒的なシーンがあり、やはりそこの迫力がすごいなぁ。007『スペクター』よりも、もしかしたらかつてのスパイ映画へのオマージュ感がビンビンで潔い所がスッキリしてていいかも。
という感じで、来年もいい映画に巡り合いたいですね。
明日は音楽編、いきますよ。(TM)