2015/12/31

Look Back 2015 ゆく年来る年

 さて今年も関西に帰っての大晦日、元旦を迎える。
 まったく個人的なマイニュース2015を最後に振り返ってみる。
 今年もいろいろ盛りだくさんな1年だった。みなさん、ありがとうございました。
 マイ・ニュース、ベスト3をあげるとこんな感じ。

 1.長女、自転車に乗る。長男、歩き始める。

 2.アーツ前橋展覧会『ここに棲む』に作品出展

 3.越後妻有2015出展

 以上です。
 みなさん、よいお年を。新年は5日からスタートします。(TM)

2015/12/30

Look Back 2015 その2

 昨日に引き続き、全く個人的なマイ・ベスト2015。今日は音楽編。
 今年は音楽メディアの購入は例年に比べて断然少なめ。理由ははっきりしていて、アナログレコードの置場が家になくなってきて、なかなかドッチャリと購入できなくなってきた、という物理的な課題があるのです。はい。
 という訳ですが、今年は数えてみると54枚のレコード&CDを購入。相変わらずアナログレコードとCDを並行して購入している。
 世間的にはCDの売り上げが、もう壊滅的らしく、ますます「どうなっていくのやら」という感じ。
 さて、2015年のマイ・ベストを選んでみる。
 実はベスト1候補作がアナログレコード(輸入盤)を現在注文中で、まだ届いていない!それはThe Fratellisの『Eyes Wide ,Tongue Tied』。現在、おそらく船便で輸送中。ので、残念ながらフラテリスは今回のランキングには入れていない。
 さて、順番はこんな感じかな。
  1位:『Still Got That Hunger/The Zombies
  2位:『Sometimes I Sit And Think,And Sometimes I Just Sit/Courtney Barnett
  3位:『Black Messiah/D’Angelo And The Vanguard
  4位:『Sound&Color/Alabama Shakes
  5位:『Crosseyed Heart/Keith Richards
  5位:『The Magic Whip/Blur

 今年は決め所がなく本当に迷った。正直1位と2位はどっちが上でも問題ないが、1位は何とゾンビーズ!新譜が音楽メディアでまったく話題になってないような印象だった(気のせいかな?)のでここで敢えて1位に。再復活してから着実にアルバムを発表しているが、新作も申し分ない力作。ゾンビーズらしくない、と言えばそうなのだが、力強いギターとピアノ(とコーラス)を中心に据えた楽曲軍は、どれも捨て曲のないクリエイティブなアルバム構成になっている。これを70歳すぎても演ってるのは、物でやはり素晴らし過ぎる。5位に入れたがキース・リチャーズも本当にすごい作品つくっている。キースの音楽の裾野の広さを思う存分に感じることのできる力作。改めて見るとゾンビーズのコリン・ブランストーン&ロッド・アージェントとキースがほぼ同じ世代で未だバリバリに現役というのも新鮮な感じがする。
 コートニー・バーネットは各メディアで絶賛の嵐だが、その評価に違わぬ傑作。一般的にニルヴァーナーやボブ・ディランと並べて評されているように見受けるが、個人的にはボニー・レイトの流れに位置づけられるような気がして、いい意味での破壊的なユルさがベックがデビューした時の衝撃に近いものを感じた。シングル「Pedestrian at Best」はベックの「Looser」と同軸だと思う。うむ。今後もコートニー・バーネットの展開はまさに楽しみだ。
 後はどれも、本当に差がなく順位は全く個人的に受けたエネルギー感でエイっと決めただけで、しかもどれも削ることができず6作品になってしまった。ディアンジェロは2/21、アラバマ・シェイクスは5/19、ブラーは6/19のこのブログで触れていますので、良ければそちらもご覧ください。
 後、今年は何といってもケンドリック・ラマー(『To Pimp A Butterfly』)の1年だった訳だが、個人的には何となく消化しきれずにランキングに入れれず。もっと歌詞カード熟読して熟聴しないとダメなのだろう。ジェフ・リンのELOやニュー・オーダーの新作も素晴らしかったし、久々のベル&セヴァスチャンも良作で、デュラン・デュランの新作も何とビルボードトップ10入り(!)した、ということで復活組もよかった。後は、ジム・オルークとウィルコの新譜も良かった。
 さて、そんな感じで2015年もたくさんのいい音楽に出会えた。さて、2016年はどんな音楽に出会えるでしょうか!(TM)

2015/12/29

Look Back 2015 その1

 2015年もいよいよラストです。
 と、いうわけで例年勝手にやってますが、全く個人的なマイ・ベスト2015を振り返り。 
 で、今日は映画編。
 映画はまず映画館で観るべし、という主義。若いころ(学生時代)は本当にやることがなかったので、映画館に入り浸っていましたが、さすがにもうそんなに行く時間はなくなってしまっている。そんな中で厳選して観ている、という状況である。
さて、今年のマイ・ベスト3はこんな感じ。
 1位『バードマン』/アレハンドロ・イニャリトゥ
 2位『恋人たち』/橋口亮輔
 3位『キングスマン』/マシュー・ヴォーン

 『バードマン』は日本では今年の上映。それにしても、素晴らしい傑作だった。結局これを越えるものは今年は無かったというのが正直なところ。撮影技術から、センス、それにストーリーの推進力からして、今年の中では群を抜いていた、と思う。僕、個人的には、映画が展開していく中で、「もう、ここで終わるかな?」「終わるかな?」「終わるかなー?」という感じで、脈々と続いていく感じが快感だった。
 『恋人たち』は久し振りの橋口作品ということで、見応え充分にあり。こういう重いテーマの映画を最近見るのがしんどくなってきているのだが、『恋人たち』はそういった中でもある意味ユーモアのセンスが散りばめられていたところに好感が持てた。それにしても橋口作品の最新作(しかも7年ぶりの作品)が都内上映たった1館とは!日本映画界の哀しい現実だなあ。
 3位はどれにしようか迷ったが、『キングスマン』に。劇中、2度ビックリする圧倒的なシーンがあり、やはりそこの迫力がすごいなぁ。007『スペクター』よりも、もしかしたらかつてのスパイ映画へのオマージュ感がビンビンで潔い所がスッキリしてていいかも。
 という感じで、来年もいい映画に巡り合いたいですね。
 明日は音楽編、いきますよ。(TM)

2015/12/16

設計演習講評会2015ラスト

 武蔵野大学3年生、設計演習最終課題の講評会。
 毎年恒例とはいえ、この講評会が来るといよいよ年末だなぁ、というモードに突入してくる。
 武蔵野大学は4年生に設計演習の授業がないので、これが授業としては最後の課題となり、後は卒業設計だけが控えることになる。3年生後期は僕も含めて5名の建築家によるスタジオ制(各建築家により異なる課題を出して少人数のスタジオのようなかたちでおこなわれる設計演習)での設計演習であり、他のスタジオの作品を観れるのはこの講評会しかないので、教員としても楽しみである。
 水谷スタジオの課題2015年度は、昨年度に引き続き『武蔵野市現代美術館』。敷地は吉祥寺にあるバウスシアター跡地。ということで、敷地が実際にバウス取り壊し後の工事中なので、ある意味ものすごくタイムリーなタイミングではある。
 さて、水谷スタジオの学生は4名が発表し、なかなか健闘。
吉祥寺の街の要素を取り込み細い街路が全体の展示空間を構成する美術館
特徴のある形態をした小さな展示室が分散配置する森の中の美術館
大階段で丘のような形状をとり美術館とシアターが相互に関係を持つ施設
象徴的な円形ヴォイドを中心にしながら、地下を巡り歩く幻想的な美術館
 と、いった具合に、それぞれ魅力的な案を完成させた。学生のみんなは本当にお疲れさまでした。
 講評会は先生方の熱心な講評が白熱し、13時スタートで20時半過ぎに終了。いつもながら長時間の講評はこっちも頭がしびれてくる。終わった後は、恒例の懇親会。そこで開放され、笑顔が浮かぶ学生たちをみていると、こっちも「おわったなぁ~。いよいよ年末やなぁ。」という気分になる。
 帰路が同じで、授業を一緒にしていただいている建築家のミリメーター宮口明子さんと吉祥寺ハモニカ横丁で軽くお疲れ様の一献。いい感じで打ち上げることができました。
さて、年内の大学のメインイベントがこれにて終了。毎年ながら、ここから年末に向けて怒涛の流れに。バタバタしながらも、焦らずにいきますよ。(TM)

2015/12/12

Live@六本木

 まったく私事なのですが、アマチュア・バンドを組んでいまして、年末恒例のライブを開催。毎年恒例とは言え、自分がここ数年スケジュールが合わずに参加することができなかったため、(何と!)4年ぶりの参戦。バンドはメンバーの中では僕が一番下の年齢になるというオッサンバンドだが、もうかれこれ活動を始めて16年になる。いやはや、時の経つのは本当に早い。
 ライブ会場は六本木の「虎寅虎」というライブハウス。4バンドの対バンで、出番は何と大トリ。久しぶりのライブだったのでいい緊張感でパフォーマンスできた、と(勝手に納得しながら)思っている。ちなみに僕は楽器ができないので、大したスキルはけいけどヴォーカルを担当しております。はい。でも、40半ばで小一時間、パフォーマンスをするのは、かなり体力的にもつらくなってきたな。もうヘトヘト。こう考えると、「やっぱ、ミック・ジャガーは偉大なり。」、と感じ入ってしまう次第。
 ライブの出来はさておき、個人的には、こういった身体性をダイレクトに伴うアクティビティは、もうこの歳になると中々できる機会がないので、大切にしたいと思う。うむ。でも、そう思うことがもう歳取ってきた証拠なんだけどね(笑)。
 お陰さまで多くの方々にご来場頂きまして、ありがとうございました。また、来年もどこかの会場でお目にかかれれば、これ幸いです。(TM)