

毎年恒例になっている、木造仮設建築物を制作するプロジェクト、『アーチの森』。
今年はもちろん『アーチの森2011』となる訳だが、武蔵野大学での学園祭での展示も終え、満を持して、武蔵野市が主催して行われるイベント「第4回むさしの環境フェスタ」に出展をおこなう。
今年度は、今までの線材を使用した形態から、新たな方向性を探り、面材による構築物にチャレンジをおこなった。まだまだ改善の余地はあるが、なかなか面白い展開になりそうである。
が、周りの人たちの評判はあまり芳しくない。多分、ラワン合板を組み合わせただけのラフなテイストが受け入れられていのだと思う。建築関係の人たちは繊細できれいなもの好きだからね。
でも、明確な批判があるわけではない(まあ、確かに面と向かっての批判はないわな)。明確な批判がないということは、明確に(或いは、顕著に?)悪い所があるわけではない。ということは、どこが悪いのか分からない、ということになる(と、いうか無理やりそうしてしまうことにする)。
どこが悪いのか分からない時は、どうすればいいかいうと、もう、何が悪いか分からないので「気にせずドンドン進む」しかないのである。
一件落着。
それにしても、雨の中、たくさんの来場者の方にお越しいただいた。組み合わせた部材のスケールダウンした木のカケラを子供たちに、アーチ本体に差し込んでもらうワークショップも予定数をあっという間に完了して、なかなか盛況だったようだ。
では、学生諸君、また来年度に向かってドンドン進んでいきましょう。